2009年 5月 26日 記 |
住宅ローン金利は何を基準に決めていますか?
住宅ローンの変動金利は短期プライムレートに、固定特約金利は長期プライムレートに連動して決められていると思っていましたが、少し、違いがあるようです。
最近のプライムレートを確認したら、短期プライムレートは変動金利と連動していますが、長期プライムレートは、連動されていません(下記の表を参照下さい)
実施日 |
短プラ |
変動金利 |
長プラ |
固定特約金利 |
H13年3月 |
1.375% |
2.375% |
1.9% |
3年固定 2.50% |
10年固定 3.75% |
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H18年8月 |
1.625% |
2.625% |
2.5% |
3年固定 2.55% |
10年固定 3.85% |
H19年3月 |
1.875% |
2.875% |
2.2% |
3年固定 3.20% |
10年固定 3.85% |
H20年11月 |
1.675% |
2.675% |
2.4% |
3年固定 3.95% |
10年固定 4.15% |
H21年1月 |
1.475% |
2.475% |
2.25% |
3年固定 3.40% |
10年固定 3.90% |
長プラは、住宅用プライムレートとか国債とかを元に、各銀行が実情に合わせて工夫しています。
住宅ローンの金利パターンで、『3年固定』、『5年固定』、『10年固定』というのは、『固定金利選択型』と言いまして、変動金利型が基本契約となっています。『固定』とついているので、固定金利型と勘違いされる方も多いのですが、『変動金利型』の基本契約に、『一定期間、見直しは行わない』という特約を加えているだけです。変動型の金利指標は『短期プライムレート』です。
対して固定金利期間の長めのものは、金融市場の影響を受けます。そして、『長プラ』も金融市場の影響を受けて変動する為、各銀行の諸事情で決められているかもしれません・・・・??
ここに10年余りについては、上の表を見る限り、『変動金利』にて住宅ローンを組まれた方が、お得な状態だった事になります。但し、今後も必ず同様の動きとなるかは、誰にも分かりません。
現在は、『短プラ』『長プラ』を参考にして、『景気、経済』プラス『グローバル経済動向』を比較しながら住宅ローンを選択する時代となっています。
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