住宅ローンの変動金利は短期プライムレート(短プラ)に、固定特約金利は長期プライムレート(長プラ)に連動して決められていると思っていましたが、少し、違いがあるようです。
最近のプライムレートを確認したら、短期プライムレートは変動金利と連動していますが、長期プライムレートは、連動されていません。
(下記の表を参照下さい)
実施日 | 短プラ | 変動金利 | 長プラ | 固定 特約金利 |
H13年3月 | 1.375% | 2.375% | 1.9% | 3年固定 2.50% |
10年固定 3.75% |
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↓ | ↓ | ↓ | ↓ | ↓ |
H18年8月 | 1.625% | 2.625% | 2.5% | 3年固定 2.55% |
10年固定 3.85% |
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H19年3月 | 1.875% | 2.875% | 2.2% | 3年固定 3.20% |
10年固定 3.85% |
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H20年11月 | 1.675% | 2.675% | 2.4% | 3年固定 3.95% |
10年固定 4.15% |
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H21年1月 | 1.475% | 2.475% | 2.25% | 3年固定 3.40% |
10年固定 3.90% |
長期プライムレートは、住宅用プライムレートとか国債とかを元に、各銀行が実情に合わせて工夫しています。
住宅ローンの金利パターンで、『3年固定』、『5年固定』、『10年固定』というのは、『固定金利選択型』と言いまして、変動金利型が基本契約となっています。『固定』とついているので、固定金利型と勘違いされる方も多いのですが、『変動金利型』の基本契約に、『一定期間、見直しは行わない』という特約を加えているだけです。変動型の金利指標は『短期プライムレート』です。
対して固定金利期間の長めのものは、金融市場の影響を受けます。そして、『長期プライムレート』も金融市場の影響を受けて変動する為、各銀行の諸事情で決められているかもしれません・・・・??
ここに10年余りについては、上の表を見る限り、『変動金利』にて住宅ローンを組まれた方が、お得な状態だった事になります。但し、今後も必ず同様の動きとなるかは、誰にも分かりません。
現在は、『短期プライムレート』『長期プライムレート』を参考に、『景気、経済』+『グローバル経済動向』を比較しながら住宅ローンを選択する時代となっています。