繰上げ返済の常識・非常識
「繰上げ返済はした方が良い」との常識は、現在の景気状況と超低金利政策では非常識と言える。
以前の住宅ローンは良い「インフレ」時の経済成長時代(物価の上昇と所得の上昇)、家を購入した人は、借入額と毎月の返済額は変わらないのに所得がどんどん増額したのだから、繰上げ返済が可能だった。生活費や教育費を削った訳でなく、収入が増加したので「余裕のある繰上げ返済」でした。
現在は、デフレ脱却したようですが、悪いインフレ、所得が増加するという状況でなく、リストラ、転職、増税等で所得が下がる方が多い。そんななかで繰上げ返済は無理。
生活水準を下げないと繰上げ返済はできない景気状況と超低金利なら、急いで返済する必要はない。
現在の状況なら住宅ローン金利は超低金利、他のローンがあるならばそちらを優先する方が賢明である。
※実行金利で、3%以下なら返済しない、3.5%以上なら早く返済する事をお勧めします